Mp3tagを使って音楽ファイル(mp3)の文字化けを回避する設定まとめ
音楽ファイルをiPodとかGoogle Play Musicで聴くとき、曲名などが文字化けしている場合がありますよね。ちゃんと設定しているはずなにのなんでかなーという。
今回は文字化けしにくい音楽ファイルのタグ編集をまとめておきます。
今回やる内容
タグを一種類(ID3v2.3/文字コードUTF-16)に統一して文字化けを回避する。ちなみにジャケット画像も設定しておけば表示されます。
文字化けを起こす原因
- 曲名などがない、あるいはファイル名が表示される
再生ソフトウェアに対応した音楽タグが設定されていない
→音楽タグを設定する
- 文字化けしている
文字エンコードがISO-8859-1になっている
→UTF-16にする
mp3ファイルだとID3タグというものをファイルに埋め込んでアーティスト情報などを格納しています。
このID3タグにはID3v1とID3v2という2つのバージョンがあって、更に細分すると下のような感じになります。
- ID3v1, ID3v1.1
- ID3v2.2, ID3v2.3, ID3v2.4
ID3v2.3までは文字コードISO-8859-1とUTF-16に、ID3v2.4はUTF-8にも対応しています。
音楽プレイヤのソフトウェアによって対応しているバージョンが違うため、読み込むタグが変わるわけです。
また、バージョンが違うタグが複数埋め込まれていると、どれか1つを読み込むので、それが正しく設定されていないとちゃんと表示されません。
ということで、以下ではタグを「ID3v2.3/文字コードUTF-16」だけにします。
準備するもの
- Mp3tag
http://www.mp3tag.de/en/index.html
手順
※いくつかのファイルで実験してから、実際に文字化け回避したいファイルに適応したほうがいいです。[1] Mp3tagを起動する
[2] [ツール]->[オプション]->[タグ]->[Mpeg]において図のように設定してOKを押す
- 読み込み
ID3v1とID3v2をチェック
- 書き込み
ID3v2をチェック、ID3v2.3 UTF-16を選択
- 以下を削除する
ID3v1とAPEをチェック
[3] Mp3tagに音楽ファイルをドロップする
[3] 音楽ファイルを右クリック->[タグの保存]する
ID3v2.3 UTF-16でタグが書き込まれます
[4] 音楽ファイルを右クリック->[タグの削除]する
ID3v2.3以外のタグが削除されます
これでID3v2.3/文字コードUTF-16の音楽ファイルができました。
音楽プレイヤで再生してみて曲名などが表示されない場合は、ID3v2に対応していない可能性があるので、上の手順を参考にID3v1などで書き込んでみてください。